胃腸がいつもスッキリしない【更年期にありがち】
更年期前後に、それまで何ともなかった胃腸がスッキリしなくなるのも、更年期のあるあるです。
お腹がどこかシクシクと痛いような気がする
下腹がパンパンに張る
便秘や下痢をよくする
そんなに食べすぎてないのに、胃の痛みや不快感がある
胸焼け、ゲップ、酸っぱいものがこみ上げる
そんな症状はありませんか?
更年期の胃腸症状の理由【自律神経の乱れ+加齢】

胃腸は副交感神経の支配で動いていて、消化吸収に詠唱するため、女性ホルモンが減って自律神経が乱れる更年期には調子が悪くなりがち。
それまで胃腸の不調なんて感じず「美味しいものを飲んだり食べたりするのが大好き」だった人でも、急に調子が悪くなり、胃腸薬や整腸剤が欲しくなることも。
加齢で胃腸の粘膜が弾力を失って萎縮したり、胃腸を動かす筋肉も若い頃よりは衰えてくるため、胃腸の動きや消化吸収能力も落ちてきます。
それで、胸焼けや膨満感、また逆流性食道炎も起きやすくなります。
また、更年期の不調でストレスや緊張が続くと交感神経が優位になり、腸を動かす副交感神経が働かないため、下痢や便秘を繰り返す人も。
よく噛む・腸内環境を整える・健診でチェック

まずは「年齢とともに胃腸の働きが低下しているんだな」と理解しましょう。
早く食べてしまう自覚がある人は、一口30回以上よく噛むことで、だいぶ胃腸の負担を減らすことができます。
そして、腹八分目を心がけること。発酵食品や食物繊維を多く摂って、腸内環境を整えること。
また内側からお腹を動かす腹式呼吸などもいいでしょう。
もちろん、年齢とともに胃腸の病気も増える時期でもあります。
強い痛みや出血などは受診し、がん検診や人間ドックなどで定期的に胃腸をチェックすることも大事です。
胃腸症状に効果的なアロマ
アロマは、更年期の胃腸症状を和らげるのにも効果的です。
オレンジやレモン、グレープフルーツなど柑橘系の精油をかぐと、胃腸の不快感が和らぎます。
また、ホホバなど植物オイル10mlにお好きな精油1〜2滴を希釈して、お腹のマッサージをするのも、症状を楽にします。
アロマバスソルトなどで、お風呂で胃腸をあたためるのもいいでしょう。
精油は、柑橘系の他、ラベンダー、マジョラム、ゼラニウムなど、リラックス効果の高い精油もおすすめですよ。