更年期のメンタル不調におすすめの精油【3選】
更新日:2022年2月3日
アロマテラピーは、香りをかぐことで体内に入った香り成分が脳を刺激して、ホルモンバランスや自律神経を整える効果があります。
更年期のメンタル不調におすすめで、なおかつ買いやすい精油を3つご紹介しましょう。
アロマポットやアロマディフューザーで香りを楽しんだり、ティッシュやハンカチに1〜2滴垂らして香りをかぐ、または洗面器や洗面所にお湯を溜めての手浴など、お手軽芳香浴で試してみましょう。
ベルガモット

形や色はレモンやライムに似ている柑橘の精油です。未完熟のまま収穫して蒸留されます。紅茶のアールグレイの香りづけとしても有名ですね。
ちょっとビターな感じも加わった、おとなの柑橘の香りです。
「調和と調整」が得意なベルガモット。高揚と鎮静の作用が半分ずつという特徴があって、本来の自分のニュートラルさを取り戻してくれます。
落ち込みと高揚/イライラという、気分の上げ下げのゆらぎが激しく気分のムラがある時に。また精神的な傷つきにも寄り添います。
柑橘精油全般に言えることですが、ベルガモットもストレスが胃腸症状に表れる方にもおすすめです。胃腸の働きは自律神経が大きく担っているので、バランスが整うと症状が緩和されていきます。
ラバンジン

ラベンダーとスパイク・ラベンダーの交配種。ラベンダーよりも大柄で成長が早く香りが強いです。鎮静といえばラベンダーですが、ラバンジンも同様に精神面を落ち着かせ安定させます。
ラベンダーよりもスッと鼻を通るようなスッキリ感があり、心に溜まったネガティブな気持ちを洗い流してくれます。
イライラや怒り、反対に不安からの落ち込みを和らげます。また、気の流れを整えて頭の中もクリアにします。
ラベンダーよりも、呼吸器の症状や免疫を上げる作用の成分が多く含まれるので、香りをかぐと呼吸が楽になったり、心身を活性させてくれます。
サイプレス

木の香りから一つご紹介します。
高さが30〜40mになる常緑高木針葉樹のサイプレス。細長く葉が豊かに茂り立ち姿が美しい木です。植物名はイトスギ。深みのある森林の香りです。
古代エジプトでは王の棺や宮殿の柱、祈祷用の香料に使われていました。場を浄化する神聖な樹として大事にされてきたサイプレスは、むくみの改善やのどへの負担を減らず作用とともに、メンタルの助けにもなってくれます。
心が疲れ切った時、背中を押すというよりは、まずゆっくりと休息を与えてくれます。
のどへの作用で呼吸が楽になることで、自然と体がやすまり落ち着きを取り戻してくれます。
また、意識が散漫で集中力が途切れがちなときにも頼りになります。
以上、3つの精油をご紹介しました。
この3つは、組み合わせてブレンドしても調和します。
ティッシュやディフューザー、手浴の洗面器に、合計3滴まで組み合わせてブレンドを楽しむのもいいですね。
ぜひお試しくださいね。