とにかくだるい、身も心も【更年期の倦怠感】
更年期のつらいだるさはどうして?

体全体に覆いかぶさるような、しつこく重い、泥のようなだるさ。
とにかくすぐ疲れる
身も心もだるい、重い
何もする気が起きず、気がつけば横になっている
食事をつくるのも面倒くさい
よく約束をドタキャンしてしまう
こんな症状はありませんか?
寝ても寝ても取れない疲れ、異常な倦怠感などは、女性ホルモンの低下した機能が落ちることがきっかけです。
乳酸などの疲労物が体外に排出できなくなっているのです。
女性ホルモンが体を守ってくれていた時期は体の代謝が良く、次々と新しい細胞がつくられるため、休息や睡眠をとれば疲れもすぐ回復します。
それが更年期前後は寝ても回復しない、回復したと思ってもすぐに疲れてしまう。
楽しめていた趣味やショッピング、お友達との食事や旅行などが急に億劫になったり、興味がなくなったり。
「外出がめんどう」「人と会うのも気が重い」そんな気持ちになったりします。
料理が苦じゃなかった人も、食事作りが面倒になったりします。
メニューを決めて買い物をし、提供時間に合わせて調理することは、段取り力が落ちている更年期に億劫になるのはよくあることです
そんなところに、仕事・家庭・介護など精神的なストレスがかかれば、ますます何をする気も起きなくなり、心も体もロックしてしまいます。
バリバリ仕事していた人も、無理がきかなくなるのが更年期。
今までは多少無理してでもできたことが、 ぶんばれないようになるのはある意味当たり前なのです。
それを理解した上で、日々の仕事や家事、やりたいことを見直してコントロールしていきましょう。
よく寝て、疲労回復ビタミンB群を摂る

十分な睡眠をとること。無理しすぎないことが基本です。気持ちで頑張りすぎる人は不調が大ごとになりがち。休むことに罪悪感を持たずに、体のケアだと考えて。
また、代謝を活性化して疲労回復のためには栄養も大事。特に、栄養素をエネルギーに変えるためにかかせないビタミンB群は積極的に摂りましょう。ビタミンB2をふくむレバーやうなぎ、卵や納豆、ビタミンB6をふくむ鰹やマグロなどの青魚、お肉なども。
ミネラル不足にも注意。亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウムなどが体の調子を整えています。食事で摂りきれない時はサプリメントも上手に利用してもよいでしょう。
重だる気分にいいアロマ
重だる気分をさっと取り去り、活力や集中力をあげてくれるローズマリー。体をシャキッと目覚めさせます。
レモン精油も気分を爽やかにし、集中力や段取り力を活性化します。
ティッシュやディフューザーでの芳香浴、ルームスプレーをしゅっとひと吹きで気分転換。気持ちのスイッチが入りますよ。