【国際女性デー】更年期、ひとりで悩まないで

今日は「国際女性デー」ですね。
もともとは、ニューヨークで婦人参政権を要求したデモから
紆余曲折を経て、ジェンダーギャップのない世界のために、アクションを起こす日として制定されたそう。
「ジェンダーをこえて考えよう」
そういう機運が高まってきたのは、とてもいいことだと思います。
私が20代のころは、まだセクハラという言葉もない時代。
女性に対して「職場の花」という言い方は普通にあって、いい年齢になったら結婚して家庭に入るのが大前提のような
女性がキャリアを積んで職場にいることは、害悪のような言い方をされる場面も多々あったと思います。
「お局」「オールドミス」「おばさん」
もっと辛辣な言葉も。
そして
「あのおばさんは更年期だから、ヒステリーで困るよ」
自分の意見をきちんと表明しただけなのに、そんな言葉で揶揄される先輩方の悔しさをたくさん見てきました。
更年期、女性の誰もが通る心身の変化で、男性にくらべさまざまなつらさを抱えながら
仕事に、家庭に、介護にといろいろ抱えてあがかねばならぬ季節に、無理解と無知による言葉を受け、それでも前を向いて頑張っていた日本の女性たち。
今、まだまだではありつつも、ようやっとNHKはじめマスコミ報道が
更年期について #みんなの更年期 として
社会全体で考えようという気運になってきたことは
とても感慨深いものがあります。
突如起こる、支離滅裂な心身の不調
誰に、どこに相談していいのかわからない
更年期という言葉のネガティブイメージに縛られて、苦しんでいる女性たち。
私も、血液がんに罹患した39歳の時から、薬剤性とはいえ突然卵巣機能が死んでからの早期の更年期障害に苦しみ抜いてきました。
アロマセラピストであると同時に
看護師・保健師、そしてメノポーズ(更年期)カウンセラー
そしてありとあらゆる更年期症状と治療・セルフケアを経験した、更年期の当事者である私が
更年期という季節の中でとまどってつらいあなたに、寄り添ってお手伝いできることは。きっと思いのほか多いはず
そう自負しています。
明るいイエローが鮮やかに春を告げるミモザ。
今日3月8日はミモザの日でもあります。
サロンには、ミモザの精油があります。
パウダリーで、懐かしい素朴な石鹸のようなとってもいい香り。
まずはお辛いあなたのこころもからだも包んで差し上げたい。
更年期という季節は必ず終わるし、ひとりで悩まないで大丈夫
そうお伝えしながら、今日もサロンを開けています。